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2014年12月20日・21日において、パテス主催 身体の不自由な子どもたちのイベント「遊びのテーマパーク」および「PATESS仮装大作戦」を開催することとなりました。

追って、イベントの様々な情報をお届けいたします。

下記に、パテス代表理事 高塩純一からの開催趣旨を記載致します。

遊ぶからこそ子どもは生きる

遊びは子どもにとって、食事や睡眠のように生存と成長のために欠かせないものです。それは芸術のような魂の表現であり、哲学のような存在の証明であり、旅のような精神の修養であり、航海のような未知への冒険であり、人間関係をつむぎ上げる文化そのものなのです。

これは2002年2月に行なわれた日本冒険遊び場づくり協会第1回プレーリーダー全国集会にて、宣言されたものですが、身体に不自由のある子どもたちの発達を育むためにも遊びと笑顔は不可欠なものです。しかし、子どもの支援をしている大人たちは、子どもたちの身体機能の改善を優先するあまりに本来、発達の強力な牽引力であるはずの遊びを軽んじてまいりました。18世紀のフランスの社会思想家ルソーは、主著『エミール』の中で、「自然は子どもが大人になるまえに子どもであることを望んでいる。この順序をひっくりかえそうとすると、成熟してもいない、味わいもない、そしてすぐに腐ってしまう速成の果実を結ばせることになる。わたしたちは若い博士と老いこんだ子どもをあたえられることになる。子どもには子ども特有のものの見方、考え方、感じ方がある。そのかわりにわたしたちの流儀を押しつけることくらい無分別なことはない」と述べております。私たちは、子どもたちの体の中に秘めた、生きる原動力たる生命力を発揮する術を奪い聞き分けのよい「小さな大人」でいることを強いてはいないでしょうか。

2012年8月、私たちは身体に不自由のある子どもたちの笑顔になるまでのストーリーの発表会スマイルエピソードシンポジウムを開催しました。そして、参加した多くの子どもたちとのふれあいの中で、子どもたちの笑顔を支えるため、医療・教育・工学・IT・介護・製作・開発など垣根を越えて協力することの重要性を再認すると共に、どの様な形でお手伝いできるかを考えて参りました。

2013年10月、「NPO法人 遊びと環境支援協会PATESS」を設立、総会を大田区民ホールアプリコでおこない、参加していただいた多くの皆様とともにこの運動を全国に届けようと宣言をいたしました。

そして2014年12月、設立総会の地であるアプリコにおいて、「遊びのテーマパーク-仮装大作戦-」を開催するはこびとなりました。身体に不自由のある子どもたちが心身共に解放され遊べるような企画にいたしたいと考えております。

パテス代表理事 高塩純一